花珠は「はなだま」と称する真珠であり、真珠の中でも特に高い品質を持っているものです。
ほかのものとの違いは一目見ただけでも一目瞭然というものであり、水揚げされた時点でその輝きが目に留まるものです。
流通する量としても非常に少ないものでしたので、従来からなかなか一般の方が目にするということもありませんでした。
品質の評価については、実は真珠には独自の基準というものがありません。
ダイヤモンドの鑑定などとは少し異なり、あくまで市場に流通させるにあたっての入札会を通して経験をずっと積んできた方が、目視によって判断するというものになっていました。
現在実際に花珠として販売されている商品は、設立された鑑別会社が設けている基準によるものです。
また、花珠は真珠自体の品質を決定づける存在でもあります。
浜揚げという形で貝から取り出す際に花珠があれば、同じくして取り出されたほかのものも総じて品質が良いということになるのです。
そのほか、まったく傷がなく欠けているところのないものが花珠であるとされることにもなります。
そのため、傷がついているところを加工するものであるネックレスに花珠が使われているということはありません。